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姉恋

第1章 姉恋

姉さんと2人きりで夜を過ごすなんてドキドキするし、緊張する。新婚さんとか同棲を始めたばかりの恋人のようだ。

夕食は姉さんが作ってくれた。
姉さんお得意のわさびソースのナポリタン。

「どう、美味しい?」と姉さんが笑顔で訊いてくる。

ああっ、この笑顔がたまらなくキュートでドキドキものだよ。

「うん、美味しいよ。このわさびソースがいいんだよね」

ボクはドキドキがバレないように平静を装って姉さんの料理を褒めた。確かに姉さんの料理はお店に出せるんじゃないかってほど美味しい。

わさびがツンとして、姉さんに恋するボクの胸のキュンキュンを刺激する。

「よかった、喜んでくれて」
姉さんは嬉しそうに笑う。

ああっ、たまらなくキュート。抱きしめたい。

こうしてると本当に新婚さんか同棲カップルの夕食みたいだ。

「じゃあ、先にお風呂に入るね。パパもママもいないからって覗くなよ」
姉さんは悪戯っぽく笑いながらお風呂に行った。

「誰が覗くもんか」
覗きたい、でもそんな犯罪はいけないに決まってる。ボクは覗きたい気持ちを打ち消すように悪態をついた。

しばらくすると姉さんがお風呂から出てきた。スウェットのズボンに上はTシャツ姿の姉さんからは石鹸やシャンプーのいい匂いがする。

「続いてお風呂入っちゃいなよ」

Tシャツの下はノーブラなのかなとか不埒なことを妄想したボクは姉さんに話しかけられてドキドキする。

「う、うん。お風呂入るんだから自分の部屋に行ってよ」

ボクはまるで女のコが恥ずかしがるように姉さんを自分の部屋に追い払った。
姉さんのTシャツの下や今まで姉さんが裸になっていたお風呂に入ることを考えると勃ってきちゃったのだ。

前屈みになってやっと歩けるようなこんな姿を姉さんに見られるワケにはいかない。
さっきまで姉さんが裸になっていた場所でオナニーしちゃうのは間違いないだろう。

ボクが脱衣場で服を脱ぎ始めると信じられない光景を目撃した。姉さんのバスケットボールのユニフォームが一番上にあるのだ。

姉さんはバスケットボール部に入っている。ちなみにボクはサッカー部。

記録的な大ヒット映画の君の名はで主人公の三葉がバスケットボールでゴールを決めてノーブラのおっぱいがボヨンと揺れるシーンがある。
まあ、その時はもうひとりの主人公タキくんと入れ替わっているんだけど・・。

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