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らいふ

第2章 彼の部屋

「アレ見たんだろ?」

翔の低い声が
耳元から聞こえる。

今更隠しても意味ない事は知ってるのに、つい首を横に振ってしまう。

「嘘ついてごめんね?実は冷たいお茶もあったんだよねー」


「ふぇぇ?」


「戻って来たら美緒、オナってんだもん」


やっぱり見られてたんだ////

「う……」


「だから俺、ちょっと悪戯したくなってさ?」


そう言って
ポケットから小さな瓶を出して見せてきた。


それが何かは、聞かなくても見てすぐ解った。


「お茶一口でも結果効果あるね」


クスクス笑いながら翔はまたアニメに目を向けた。

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