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「満点だよ。さすがトップクラス」


キスだけが頭の中を巡っていて
逆にそれが効を奏したとか……かな。


どうしちゃったんだろ……私。


「辰巳先生……もう終わり……ですか？」


テストじゃなくて……キス。


「まだ時間があるからクイズ形式で
一問一答してみようか」


キスじゃなくて……クイズ……か。


「……はい。お願いします」

「じゃ、こっち向こうか」


辰巳先生は私が座る椅子に手を掛けると
向き合うように位置を変えた。