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Treasure of life

第6章 お気に召すまま

「潤やっぱり前髪おろしてた方がかわいいっ」

智が俺の前髪を触りながら言う。

「////そう?なんかそれ前も言われた気がする…」
「写メ撮らせて」
「なんで!?」
「待受にするから」
「やめろ(笑)」
「え〜、よく眠れそうだと思ったのに〜」
「あなたはそんなことしなくても寝れるから大丈夫(笑)!それに、ここに本物がいるじゃん」
「本物ね、本物。生松潤〜」

そう言った途端、いきなり抱き寄せられた。

「…智…?」

「…こないだの…続き」

そう言うと智はグラスに入ったリキュールを口に含み、そのまま口移しで俺に流し込んだ。

「…んっ…」

飲みきれなかった酒が唇の端を伝う。智はそれをペロッと舐めあげた。

「…潤、ベッド…行く?」

「…うん」

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