
Treasure of life
第8章 イン・ザ・ルーム
潤「はあ〜。もう課題多くてほんとヤんなる。こんなの勉強して将来何の役に立つんだよ〜」
俺は苦手教科の課題の多さにうんざりして机に突っ伏していた。
すると、隣でおしえてくれてた翔くんが、
翔「俺も前はそう思ってたよ。
学校で勉強した一つひとつを使うかといったらそうじゃないけど。。
社会に出て何か問題に直面したときに、学校で得た知識とか経験が組み合わさって、その時々で正しい判断が出来る能力になると思うんだよ。
だから、ちゃんと自分で考えるってことが大事なんじゃねぇかな」
と、優しく笑って話してくれた。
さすが、翔くんは大学で教職を学んでいるだけある!
潤「…ふ〜ん。翔くんは大人だね。翔くんがそう言うなら仕方ねぇな。。やるかっ」
翔「潤は素直だな〜」
翔くんが俺の頭をワシャワシャッとした。
まるで子供みたいな扱いに俺はぷうっと頬を膨らませた。
翔「…変な顔(笑)」
潤「うるせー(笑)」
俺は、翔くんといられるこの時間が好きだった。
