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side Ｍ

「ほんとごめんっ」
「もういいよ」

翌朝、リビングのラグの上に正座して全力で謝るニノ。

「大野さんには俺から説明するからっ」
「いや、これは俺と智の問題だし……」
「う～ん。。……やっぱりあれかな」
「え？」
「いやいや、こっちのこと……。
あー、もう！余計に拗らせてどうすんのよ、俺のバカッ」

はぁ、とニノは大きなため息をついた。

でも、ニノは俺を励まそうとしてくれたんだよね。

「ニノ、ありがと。俺らのこと心配してくれて」
「潤くん……」

俺の言葉にニノは目を丸くして、それから控えめに微笑った。



仕事終わり、ニノからLINEが来ていた。

『大野さんと話したよ！もう怒ってないから大丈夫だよ！』

俺、ニノに頼りっぱなしだな……。

「ほんと申し訳ない。ありがとう」
と返信して、智にLINEを打った。

「会って話したいことがあるんだけど。今日ウチ来れる？」
『わかった』

返事は直ぐに来た。