
Treasure of life
第12章 Find The Answer
side M
「あ、潤これ!前に頼まれてたやつ」
智が平べったい大きな包みから、がさごそと中身を取り出した。
「あっ、描いてくれたの!?」
「うん」
それは、前に2人で海にドライブに行ったとき、俺が智に描いてとお願いしたもの。
あなたが好きな海の風景を俺も見たいって思ったの。
「わっ、すげーっ」
そこには、一面に広がる碧い海。澄んだ空にたなびく雲……。
「俺、風景画ってあんま描かないから微妙かも…」
「そんなことない!めっちゃいいじゃん!
あっ、これ!」
そして、その片隅に悠然と佇む大野丸。
「付け足してくれたんだ!」
「んふっ」
そう、前に下描きの段階で一旦見せてくれたんだけど。
そのときに、何か足りないなぁって。
あっ!大野丸だっ!て思って。
俺が「入れたら?」って言ったら
智は「考えとく」と少し照れながら答えた。
「すげー気に入った!ありがとね」
「良かった~」
智はふにゃっと笑って胸を撫で下ろした。
この笑顔が可愛くて大好き。
「智が次来るときまでに飾っとく」
「えー!?この部屋の雰囲気に合うかなあ?」
「合うよ!合わないわけないでしょっ」
俺がそう言うと、智は嬉しそうに笑った。
「あ、潤これ!前に頼まれてたやつ」
智が平べったい大きな包みから、がさごそと中身を取り出した。
「あっ、描いてくれたの!?」
「うん」
それは、前に2人で海にドライブに行ったとき、俺が智に描いてとお願いしたもの。
あなたが好きな海の風景を俺も見たいって思ったの。
「わっ、すげーっ」
そこには、一面に広がる碧い海。澄んだ空にたなびく雲……。
「俺、風景画ってあんま描かないから微妙かも…」
「そんなことない!めっちゃいいじゃん!
あっ、これ!」
そして、その片隅に悠然と佇む大野丸。
「付け足してくれたんだ!」
「んふっ」
そう、前に下描きの段階で一旦見せてくれたんだけど。
そのときに、何か足りないなぁって。
あっ!大野丸だっ!て思って。
俺が「入れたら?」って言ったら
智は「考えとく」と少し照れながら答えた。
「すげー気に入った!ありがとね」
「良かった~」
智はふにゃっと笑って胸を撫で下ろした。
この笑顔が可愛くて大好き。
「智が次来るときまでに飾っとく」
「えー!?この部屋の雰囲気に合うかなあ?」
「合うよ!合わないわけないでしょっ」
俺がそう言うと、智は嬉しそうに笑った。
