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Treasure of life

第13章 Perfect Night

……結局、潤に「ここでしたらもうしない」と言い負かされ、風呂からあがってベッドで待つ俺。

潤はご丁寧に髪を乾かしている。

俺はちゃちゃっと拭いただけなのに。


少しして潤がそばにやって来た。

「…お待たせ」

「…遅い。待ちくたびれた」

布団から顔だけ出してふくれっ面してみせる。

「ごめん、て。

……それ可愛いね」

潤はフッ、って笑って、俺にそっと触れるだけのキスを落とした。


随分余裕だね、潤。

そんな笑っていられるのも今のうちだよ。

今日はいっぱい啼いてもらうから。


「おいで」

潤の首に手をまわしてベッドに誘い込んだ。

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