
Treasure of life
第13章 Perfect Night
「おはようございます!昨日はゆっくり休めました?」
約束の時間に廊下で待っていたマネージャーからそう聞かれ、
「うん。温泉最高だったっ(腰は痛いけど…)」
と当たり障りのない答えを言う俺とは対照的に、
「松潤が俺といたいって言うから、朝まで一緒のベッ…」
と爆弾を落とす智。
ドスッ
「いってっ!」
「ちょっと大野さん、まだ寝ぼけてんの!?このあと(東京)戻ったら打ち合わせあるんだよ!大丈夫!?」
「っ…、大丈夫だよ…」
余計なことを言うから脇腹を小突いてやった。
「ほんとに仲いいですね」
苦笑いを浮かべるマネージャーに、俺はその場を必死に取り繕ったのだった。
