テキストサイズ

オオカミは淫らな仔羊に欲情す

第4章 急転直下

  そんな私を見て、姉ちゃんも耐えられない様子で
  目頭を押さえている。

  姉ちゃんは握った私の手を、何度も優しく
  撫でてくれた。


  数時間後、術後検査の為、叔父さんが病室へ
  やって来て内診が行われた。

  膣に入れられていたガーゼが抜かれる。
  そのガーゼは真っ赤な鮮血に染まっていた。

  術後の経過は順調、との事だった。
  内診の後、これからの生活や注意事項について
  簡単に説明された。

  2~3日は安静第一。

  子宮口からの出血が止まり次第シャワーは
  OKだが、入浴はまだNG。

  日常生活は無理のない程度にとどめる事。

  担当医の許可が出るまで、概ね約2週間は
  運動と性交渉は厳禁。

  次の生理が来るのは大体術後約1ヶ月から
  1ヶ月半くらい。

  生理の前には排卵があるので、避妊を怠ると
  再び妊娠の可能性もある事。


  突然の入院から*日――。

  主治医である匡煌叔父さんから、
  やっと待ちに待った退院の許可が出されると、
  姉ちゃんが退院の手続きをしてる間、
  私はパパっと着替えて数日分の薬をもらい、
  ちょうどうちの近所のお宅へ往診に行くという
  叔父さんの車に便乗して、*日ぶりに我が家へ
  帰った。 



ストーリーメニュー

TOPTOPへ