テキストサイズ

こんな日は抱いて欲しい

第10章 秘密をぶっちゃけろ!


 「早穂さん凄いよ!
小さい頃からアイドルとかに憧れても、自分じゃあダメだって諦めてしまって、夢追えない人が殆どなのに、徹底的に追い求めていくって誰にも出来る事じゃないじゃん!」

 「……真由ちゃん………」

 「真由子さんの言う通りです。早穂ちゃん。
夢を追うことは果てしなくて、それでいて儚い。
だけど、夢に向かえるって、早穂ちゃんの情熱そのものじゃないですか!
僕はそんな魅力的な早穂ちゃんだからこそ、描きたいと思った。
ベリーに早穂ちゃんの言葉をそのまんまを封じ込めると、ただのエロ漫画ではなくなった。
だからこそのヒットなんだ。
僕はそんな早穂ちゃんを絵に描いただけ。
僕はモデルを探す事に関しては、かなり目が肥えている。
早穂ちゃんが居なかったら、僕の漫画なんて魅力の欠片もない。
美大に通っている頃、講師によく言われた。
『神木君の絵は綺麗なだけで心がない。
綺麗だという感想しかない、面白みに欠けた絵だ』ってね。
画家になりたいなんて夢は、この一言で諦められたよ。
グサッと心に突き刺さったまんま、奮起もせずにね。
何クソと思って、その講師を見返してやろうとか限界まで夢を追う強さなんて、僕にはなかった。
だからこそ、早穂ちゃんが輝いて見えるんだ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ