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　冷静！　冷静！　冷静！
浮かれぽんつくになるな真由子！


　「あっ、でも最初に救われたのは私なんです。
あのプールの一件で。
そんな子、放っておけないじゃん！
それに声を掛けた時、雑誌から目を離して私を見た千紗の目が潤んでいたんです。
そして……『つや、いや、真由子。その前にメイク教えてやるから、学校終わったら家くる？』って、嬉しそうに言ったんだ」


　「泣ける〜！！真由ちゃんのマブダチ誕生秘話！！」

　「僕もウルッときました。
真由子さんのモリマン伝説は無敵ですよね！！」

　「あの………千紗が初めて私を真由子って呼んでくれた感動的な場面なんですけど……」

　「あっ、あーぁ、そうですね。
あだ名を超えて、名前で呼ぶ。距離が明らかに縮まってます」


　『オーイ！！涙ぐんでおきながら、無敵のモリマン伝説だと！？
まぁ、いいっか！！神木龍之介、やはり只者じゃないくらい、面白いじゃんか！！
貴方から目が離せなくなっちゃいそう……」