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　マブダチの幸せな姿を見て、自然と笑みが溢れた。

　「おめでとう。千紗」

　「有難う。真由子。
今日はやけに腹が空く。
お腹の子もどんどん食べろって言ってるみたい。
もう五キロ太ってさ、ヤバイ〜って感じ。
どんどんおっかさん体形になるのかな？
怖いわ〜
真由子がナイスバディな綺麗な女に見える」


　「相変わらず口は悪いけど、それ褒めてんだよね？」　

　「いい恋してる女って感じで羨ましい」

　「千紗も幸せそうな妊婦さんって感じで綺麗だよ」

　「出産したらさ、またカッコイイ服着るから。
で、公園デビューの頃には、ママ達のファッションリーダーになるんだ。
今は、お腹の子の為に食べる！」

　「世界一の母ちゃんになってよ」

　「母ちゃんじゃなくて、ママって呼ばせるんだよ！
いつか、お腹の子とデートすんだよ。
アイスクリームなんて食べさせてな、口の回りがバニラだらけ。
それをやれやれ顔で拭いてやんの。
これ、かなりお洒落なママの妄想じゃね？
そん時の私は、ママには見えないほど綺麗になってる予定」

　「千紗はもうママの妄想なんだね？」

　「アハ。もう、お腹に子を宿した時点で、キラキラした恋より、可愛いママになりたいって思うもんさ」