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こんな日は抱いて欲しい

第7章 またの名を……


 
 「漫画家……桜樹結女(さくらぎゆめ)って…
えっ!!だって、何で?あの……女性の名前……じゃないですか!?」

 「あっ、ハイ、本名が神木龍之介なもんで、それでは……わたしも、あちらの有名人の方に悪いかと……。
しかも、レディースコミック系やちょっと大人系のものが専門ですから、女名前の方が抵抗もないではないかと……まぁ、そんな感じです」


 桜樹結女は、私の大好きなオナエサ一推しの漫画家なんですが!!

 とても綺麗な描写で、エッチを極上の行為に描いて読者が主人公に感情移入は勿論、リアリティーもあるし、とにかく濡れる漫画をお描きになる方で………。


 お気に入りは、男に騙されて借金を背負った女の子が、イメクラ嬢になり、返済していくシリーズは面白かった。

 ウブなイメクラ嬢のベリーちゃんが入店前に店長から手ほどきされ、覚醒してしまう。

 お客に抱かれながらも、店長に片思いしているベリーちゃんが可愛くて健気で………。
男運がないとこも自分にシンクロさせながら、夢中で読んだよ。

 エロくて、何度もイかされて、ベリーちゃんの成長を見守ったっけなぁ……。

 
 「原田さんはご存知ないかもしれませんが……」

 『かなり、ご存知です……ので、驚いてます』

 「あの、少し、僕らの話を聞いて貰う時間、宜しいでしょうか?」

 「……えっ、あ、あっ、…はい」

 

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