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こんな日は抱いて欲しい

第7章 またの名を……


 「あぁ〜やっぱ、神木龍之介って名前はインパクトありますよね〜
カルテ見たら、どんな人か想像しちゃいますよ〜」

 「でしょ、でしょ!」

 「しない人居たら、連れてきて下さい〜」

 「あのですね、名前の由来は、父が芥川龍之介のファンだったんで、そこから頂いたんですよ!
言っときますが、あちらは、法隆寺の隆ですからね!」

 「ハイハイ了解で〜す!
でも、神木龍之介さんがあの桜樹結女だったなんて、意外〜」

 「はぁ……意外ですよね…。
でも、原田さんがわたしを知っていて下さったなんて、驚きです」

 「ハイ♡ 桜樹結女の漫画、私、愛読者だったりして〜
超エロくて、絵が綺麗!
ムラムラしちゃうのは内緒〜」
 
 箸が転んでもおかしい、私はヨッパ〜♡
今なら何も怖くありませんが?

 「内緒になってないしぃ〜
真由ちゃん、超面白い!」

 「ハイ、私、こう見えて面白いんです」

 「アハハ
あっ、いや、どうも有難う御座います……。
とても光栄に思います」


 酔いも手伝い、メロンちゃんや神木龍之介とフレンドリーなムードになっちまったし、心が開いていけば自分を出してしまうのも仕方なくね?


 「ハイ〜桜樹結女ファンで~す♡
ベリーちゃんがアイドルオタクのお客さん相手にアイドルコスで握手会の塩対応シチュから始まり、待ち伏せされて電車の中で痴漢されちゃうのは面白かったし、エロかった〜
もう、マジ、桜樹先生の美女が野獣にヤられちゃうタッチは、読者を興奮させますよね〜
無理矢理系は、案外女子ウケしますから〜
自分がされたら、舌噛んで死にたくなりますけどね!
漫画で読むからいいんですよ!」

 「………あ、有難うございます」

 「もう、神木龍之介さん、頼み事っうの、勿体ぶらないで言ってぇ〜
言わないと食い逃げしちゃうから〜」



 マジ、3P強請られたらどうしょ〜♡

 

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