こんな日は抱いて欲しい
第8章 チョコミントな彼女 その①
最初は丁重に断りましたよ。
私のエッチ体験なんて、たかが知れてるし、人気漫画家に提供出来るようなネタにはなりません。
なのに………
なのに………
酒を飲むと、サービス精神旺盛な私は……
「で、で、その男子とはどうなったの?」
「別れましたけど……」
「処女が『イカせてね!』なんて言ったらビビるよね~先生」
「ビビるっていうか、戸惑いますよね」
神木龍之介もメロンちゃんも腹抱えて笑ってるし……。
言いたい事言った後の神木龍之介は、緊張がほぐれたらしく、口角上げて笑ってるし……。
でも、その笑顔いいじゃん!!神木龍之介!!
あたしゃ、調子に乗っちゃうよ!byお笑い担当女子♡
「だ、だって、レディコミには、女の人がポカーンと口開けてハァハァしながら、『イクイクイク……』って、連発するじゃん!
一体、何処にイッてんだよ?って思ったけどさ、男子に対しての最高の褒め言葉的なもんだと思って、だから、イカせてっうのは、エッチには絶対的に必要なボキャブラリーだと思ったんだもん!
その頃から耳年増で悪ぅ御座いました!」
「そ、それは、何度か愛し合った男女の台詞だよん〜
バージンならさ、されるがままくらいでいいのよ~
アンって、甘い声と恥じらいだけで十分よ」
「まぁ、感じてる顔と声で無駄な演出はしない方がいいですよね……」
「あっ、なら先生は恥じらい系がいいんだぁ〜」
興味ある事は聞いときますよ!
「しゅ、羞恥心に満ちた顔は好きです…」