テキストサイズ

こんな日は抱いて欲しい

第8章 チョコミントな彼女 その①



 「真由子さんって呼んでいいですか?」

 『今更じゃね?』

 「ハイ、じゃあ、神木龍之介さんは……先生って呼んじゃいますか?」

 「あの、真由子さん。
先生と呼ばれるのも、大変恐縮なんですが、フルネームよりは助かります…」

 「神木龍之介なだけに?」 

 「ハイ、わたしはあちらの有名人とたまたま同姓同名一字違いなだけで……」

 「あっ、真由ちゃん、
実はさ〜先生の元カノがあっちの隆之介のファンだったみたいで、名前を呼びたいが為に付き合ったっていう、黒歴史あるみたいだから、そっとしといてあげて~」

 「早穂さんそっとしてないし〜」

 「早穂ちゃんに話したわたしがバカですね……」

 メロンちゃんの事は、早穂ちゃんって呼ぶんだ!?

 「あっ、それなかなか親近感わきますよ〜
完璧な男なんてこの世に居ない的でいい!
先生の高感度アップ〜」

 だよね、黒歴史ない奴なんて居ない!
今まで振られた事ないのとか、別れても友達♡なんて、たまにモテ自慢をサラッと口にする奴居るけど、そんな奴らに言ってやりたい!
『スカして生きてんじゃねーよ!』ってね!

 「あ、あ〜そうなんですね。
ならいいです。
真由子さんとは仲良く打ち解けていきたいので」

 『仲良く打ち解けて……やらちぃ!
普通の主婦、街で声掛けられて脱いじゃう的なAVなら、男優がオッパイ撫で撫でしちゃうとこじゃね?』

 「仲良く打ち解けるですか……」

 真由子、すっとぼけ作戦に入りま〜す♡

 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ