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　「あの、真由子さん、その彼を何故好きになったのか教えて頂けますか？」

　「あっ、それはですね……
たまにお弁当の差し入れしてあげてたんです」


　「きゃん♡　真由ちゃん可愛い女子～」

　「素敵です。真由子さん！」

　『そ、そんなに褒めないで～
お弁当って言っても、冷凍食品オンリーの詰めただけですから！』

　「彼、勉強もスポーツもそこそこ出来て、友達も比較的多いタイプだったんですが、お昼休みになると、いつも家から持ってくるお弁当は隠しながら食べていたんです。
そこがまたミステリアスで、その謎に踏み込んでみたくなって……。
ある日、チラッと覗いたんです……」

　「で、覗いたら？」

　「彼のシークレットな部分が解き明かされて？」

　興味津々でこの２人の顔がズームしてきますが……