テキストサイズ

こんな日は抱いて欲しい

第9章 カルーアミルクの女

 
 そう……。
それでも、原田真由子はちょっぴり恥ずかしがり屋さんなのだ。

 ほんの少しの勇気を得る為に酒の力を借り、女を捨ててでも笑いは取りたい。

 「カルーアミルクお代わりお願いしま〜す」

 「ハイハイ、真由ちゃん!!」

 この甘くて、コーヒー牛乳のような味で、安心させておきながら、強いリキュールが私のカラダを遠慮なく酔わせていくぅ〜

 原田真由子は、甘いお酒が似合う、キャリアウーマン!!


 届いたカルーアミルクをポッキーの先でクルクル回す。
先っちょに滴るカルーアリキュール。


  カルーアミルク飲む女って可愛くなぁ〜いって思うのは私だけ?

 飲み物で可愛い女をアピール出来るのは、カルーアミルクだと信じて疑わない!

 そんな女が語るエロってどうよ?

 そそられちゃうだろ?

 地味で普段のイメージがチョコミントなら、OFFの私は、カルーアミルクでどうよ?

 華麗なるイメチェン!なんてね(笑)



 が、しかしーー
私って奴は……場を盛り上げて、親近感倍増しにしたくなっちゃう、お笑い女子さながらの性がーー

 性が………


 性が!!……………

ストーリーメニュー

TOPTOPへ