どうして私だけ…
第2章 健康診断
土曜日の朝9時半。
純奈と凛花は、施設の玄関口に降りていった。
ジーンズのショートパンツに白いTシャツを着た凛花と
似たショートパンツに、黒いTシャツを着た純奈。
双子っぽい。
「おはよ」
玄関口にいたのは、竹野内さん。
なんだかちょっと、ホッとした。
知らない職員さんも山ほどいるから。
「何かいるものある?」
純奈が、ふたり分の名札を
ひっくり返しながら、竹野内さんに問いかけた。
ふふ、と竹野内さんは笑う。
「喋るとわかる。
おまえがじゅんなだな。笑」
「は?」
「ははは」
凛花も、思わず少し
笑ってしまった。
確かに、凛花は
そんな口のききかたはしない。
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