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桜舞う日に

第1章 出会い

その人をぼーと見つめていたら
俺の視線に気づいたのか、こちらを見た。
真正面からみる姿は横顔よりも綺麗で
俺はどれぐらいその人を見つめていたんだろう…
そのとき…

雅「しょーうちゃん!ごめん!遅くなったー」

翔「まさき!いや、大丈夫だよ。桜見てた」

雅「桜すきだねーしょうちゃん。」

翔「だな。」

雅「しょうちゃんの名前と同じだから?」

翔「…さぁ?」

雅「ふは!意味深な笑いかたー」

二人は俺の横を通りすぎた
俺はしょうと呼ばれてた彼が横を通りすぎただけで
胸の鼓動が高鳴った。

「なんだ…これ。」

彼の顔を見たくて振り返ってみたが
彼はそのまま会社内に入ってしまった。

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