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私の思うこと

第57章 親戚と遊ぼう。

私にとって、今までたった一度だけ「萌え」というものを感じたのは、小林さんちのメイドラゴン、カンナカムイだけだったのだけれど。


断言しよう、愛美ちゃんが一番だ。


子供に甘いなと本当に思うけれど、愛美ちゃんに遊ぼうと、可愛い笑顔で頼まれてしまえば断れない。


子供の頃の五味のような破壊力のある笑顔。


いや、五味は今でも変わらないけど。


それはさておき。


愛美ちゃんとキャッチボールをして遊ぶことにした。


キッチボールではなく、キャッチボール。


「愛美ちゃん、投げるよー」


「どこからでもこーい!」


可愛いなあ、本当に。と、私は気持ち悪く思っていたのだけれど。


愛美ちゃんの投げる番、


「いくよお姉ちゃん!」


「ばっちこーい」


と、そんな軽い掛け合いの中で、愛美ちゃんはとんでもなく速い球を投げてきた。


時速で言うなら百五十キロは出ていたと思う。


しかし、私はそれを何事もなくキャッチした。


私すげえ。

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