好きって言わない!
第29章 unsuitable。
S「ん、了解。
とりあえず今日中に集合時間決めようぜ。
また連絡する。」
A「おっけー♪
んじゃ、またね!!
にのちゃん行くよー!!」
N「え、ちょっ・・・」
ひらひらと手を振る翔に何とか俺も小さく振り替えしたけど。
俺の腕を引っ張って部屋を出るまーくんは随分早歩きで、よろけながら付いていった。
N「おい!何でそんな急に・・・っ、」
A「にのちゃん!」
くるっと振り返ったまーくんが、俺の両肩を掴んで真剣な表情をしている。
かっこいい・・・♡
A「もうっ、にのちゃん表情に出過ぎ!!
俺のこと大好きって溢れちゃってるよ?」
N「・・・・・は?!」
A「まだ翔ちゃんに内緒にしてたいって言ったのはにのでしょ?
そんなデレデレしてたらバレちゃうよ?」
N「なっ・・・
デレデレしてんのはお前だろ!!」
A「あ、お前とか言っちゃって!
最近は“まぁくーん♡”って甘えっ子なクセにー♡
まぁツンデレも可愛いから、お前って呼んでも良いけどね?」
くふくふ笑いながら俺の頭を撫でるまーくんは、やっぱりデレッデレの表情で。
N「絶対お前のがデレてる!!
俺への愛が溢れてんのはそっちだろ!!」
A「ハイハイ、心配しなくても愛してるよ♡」
N「っ・・・!!」
あ、愛してるって・・・!!