好きって言わない!
第29章 unsuitable。
N「あいばかっ!!
もう知らない!!」
A「なんで?!
ちょっと待ってにのちゃーん!!」
真っ赤な顔で全力疾走。
大声で俺を呼びながら追いかけてくるまーくんのせいで注目の的だ。
もうっ!
先が思いやられるよ・・・
まわりにバレないように恋人できるのかな。
なんてため息をつくフリをしてる俺だけど。
俺への愛がダダ漏れだったり、こうやって俺を追いかけてきたり。
満更でもないっつーかさ・・・
てか幸せすぎるでしょ!!
週末は旅館でしっぽりお泊りデートで初エッチ♡
N「きゃーーーんっ♡」
A「にのちゃん?!
今度はなんで笑ってるのーーー?!」
N「うるさいっ!秘密だよ!!」
A「もうっ、小悪魔ちゃんなんだから!!」
N「きゃー♡」
簡単に追い付かれて、ぎゅうぎゅうに抱き締められる。
俺も大概バカだわ。
つーかバカップル認めます。
A「にのちゃん、大好きだよ♡」
N「んふっ♡知ってる♡」
キスしたい。
それはまーくんも同じ気持ちだよね。
さすがに外で出来ないってのは分かってるから・・・
AN「「早く帰ろ!!」」
結局また2人で走りだす。
帰ったら、いっぱいキスして、ぎゅーってして。
旅行に何持ってくか考えようね。
まーくんが似合うって言ってくれた、ピンクのパーカー着ていこうかな?
また可愛いって言ってくれるかな・・・♡
普段走る事なんて大嫌いなのに。
ご機嫌ルンルンな俺は、余裕でまーくん家の玄関にゴールした。
やっぱスポーツにメンタルって大事なんだなぁって・・・
靴も脱がずに玄関で甘ったるいキスをしながら、そんなおバカっぽい事を考えていた。
んふっ♡幸せっ♡