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第17章 ふかふか





M「俺もリレーは多分入るかなー 。」



S「なんだ、みんなリレーでんじゃん。じゃあさ、誰のクラスが勝つか、賭けしねぇ? 」



A「面白そう♡やるやる!」



S「優勝した人のいうことを、他の3人がなんでもきくっていうのは?ただし要求は1人につき1個だけ、て条件で!」



N「やだよ。翔くん絶対やばいこと言いだすもん。 」



S「あれ?にの、自分のクラスが勝てるって自信ないんだ? 」



A「えー!なんでにのちゃん!頑張ろうよ! 」




ニヤニヤと俺を挑発する翔くんと

キラキラした眼差しで俺をみつめる相葉くん。




N「・・・俺と相葉くんのクラスが優勝したらどうすんの?相葉くんにもそれは聞いてもらえるわけ? 」



A「う?」




S「まぁ他の3人がなんでも言うこと聞く、ていうならそうだろうな。その代わりにのも雅紀のいうこときくことになるけど!あ、でもそうなるとにのたちは勝っても負けても誰かのいうこときくことになる?それじゃ賭けの意味ないか?」




N「・・・いいよ、そのルールで。俺らのクラスが勝ったら翔くんたちは二人分のミッションになるわけだし。ノった。 」




A「へ?いいの?なんかおかしくない?」







いっとくけど、

翔くんの挑発にのったわけじゃない。

相葉くんになんでも言うこと聞いてもらえる、

なんて魅力的じゃん。







M「雅紀、それよりさ。テストで赤点とったら外周3周だって知ってる? 」



A「へ?」



M「バスケ部の掟。赤点とった教科数×外周3周なんだって。健先輩、去年中間テストのときに15周したらしいよ。 」



だから潤くんさっきから黙々と勉強してるのね。

というか、さすが進学校の強豪校。

文武両道、しっかりしてらっしゃる。

学校の外周なんて、1周だけでも超疲れそう。







A「えーー!早く言ってよ!にのちゃん、テスト出るとこ教えてー!!!泣」




N「・・・はいはい。 」



ようやくやる気になった相葉くんに安心しつつ、

相葉くんへのお願いは何にしようかな、なんて

ニヤニヤが抑えきれない俺。


そこから夕飯まで、4人でみっちり勉強に勤しんだ。






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