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第20章 まんてん




#N




N「おーちゃんに彼女がいるかって?」



A「うん!気になんない!?」





無事にテストが戻ってきたと思ったらこれだ。

また突拍子も無いこといいだしたなぁ。

いつものことだけど。






N「別にー。」



A「えええ?なんでよ!」



N「どうせいないでしょーよ。
あの変人についていける女の子なんか。 」



A「そうかなぁー?」



N「そんな気になるなら尾行でもしてみればー」



A「あ、それいいかも! 」



N「・・・は。」



まじかよ。



A「うそうそ♡冗談だって(笑)」



N「お前なら本当にやりそうだよ…。」



あやうく恋人を

ストーカーに仕立て上げるところだった。





A「でもさ、ほんとおーちゃんって謎だらけだよね。」



N「そう? 」



A「最近休み時間になると、いまみたいに
教室からいなくなること増えたと思わない?」



N「トイレでもいってんじゃないの? 」



A「ちがうんだよー!トイレなら教室出て右でしょ?
いつも左に出て行くもん!」





教室出て左側にあるのは、特別教室棟だから

家庭科室と理科室、その奥に音楽室と…








N「 うーーーん…屋上?」



A「それだ! 」





















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