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第5章 とくとく







M「今日さ、ニノ練習見に来てた? 」




風呂上がりの潤くんに何でもないことのように

さらっと聞かれ焦る俺。あっさりバレた。




N「あー・・・うん、行った。迷惑だった? 」


M「いやいや、全然ウェルカム。声かけてくれりゃよかったのに。なんなら先輩たち、ニノが来ただけで喜んでたし。 」


N「え?なんで? 」


M「かわいこちゃんが見に来てくれたからじゃない?誰の応援なんだー!とかもしや入部希望か?!とか盛り上がってた。 」



そういう潤くんはにやにやと悪い顔してる。



N「はぁ?あんなとこに俺が入れるワケないでしょ。てかかわいこちゃんてなんだよ、俺男だし。」




ほんと、からかうのもいい加減にしてよ。





M「これだから・・・でもまじて気を付けてね?ニノのこと可愛い可愛いって言ってる男ども、結構いるからね? 」




N「それでいったら一番ヤバイのは翔くんだろ。まだ小学生の頃の俺の幻をみているようだ。」





M「いや、それはそうなんだけどさ、そういうんじゃなくて・・・・」




N「?」





とにかく気をつけてよ!と念押しされた後、

潤くんは電気を消して布団に潜り込んだ。






なんだったんだ今の不毛な会話は・・・





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