痴漢電車
第10章 彼女の為
警察「相手側は慰謝料を支払えば示談に
してくれると言ってくれています、今後
こういう事がないよう家庭でも気をつけ
てあげてください」
母「申し訳ありませんでした…」
父「お手数かけました」
尚輝「…」
示談になり傷害で捕まる事はなかったが
警察から家、学校に連絡が入り
こっぴどく叱られた
母「尚輝、一体何があったの…」
尚輝「…」
母「何で殴ったりしたの」
尚輝「…」
母「尚輝!?」
父「母さん、今は何を言っても無駄だよ
きっと、何も話さないよ」
母「お父さん…」
尚輝「…」
警察に聞かれても親に聞かれても尚輝は 男を殴った理由を口を閉ざし
決して話さなかった
母「なんでこんな事に…」
恭子「町田君は悪くないんです、私が…
私がお願いしたから…」
千佳「…」
母「千佳さん…」
尚輝「…俺もう帰る…」
母「尚輝!?尚輝、待ちなさい!!」
千佳「…」
父「尚輝なら大丈夫だから君達も、もう
帰りなさい」
千佳「あ、はいっ…」
恭子「すいませんでした…」
千佳「…」