痴漢電車
第2章 痴漢の正体
痴漢男「昨日は千佳に会えなかったから
俺、すごく寂しかったよ」
千佳「…」
その瞬間、全身の血の気が引く気がした
心臓はバクバク、冷や汗が流れ
震えが止まらなかった
千佳「あ…」
痴漢男「昨日は一本早いのに乗ったから
会えなかったんだよね」
千佳「…」
痴漢男「でも千佳、そのせいで授業中に
居眠りして怒られたんでしょう」
千佳「!?」
痴漢男「いつも通りの時間に乗ってれば
怒られる事もなかったのに…」
千佳「ゃだ…あっ」
逃げようとしたが
両腕で囲うようにされ逃げられず
じりじりと距離を詰められ体が密着した
状態に…
千佳「近寄らないで…」
痴漢男「大丈夫、昨日出来なかった分は
今日、たっぷりしてあげるから」
千佳「…いや…やだっ…」
痴漢男「…(笑)」