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痴漢電車

第2章 痴漢の正体



千佳「ヤバい、遅刻しちゃう…」


昨晩、久しぶりにやり過ぎてしまい翌朝
起きれず寝坊してしまった千佳
急いで準備を済ませ
家を出た千佳


千佳「急げ、急げ急げ」


どうにかこうにか電車には間に合ったが
乗ろうとした電車は満員電車で
少し迷ってしまった


千佳「…っ」


正直、満員電車は避けたい
だけどこれを逃したら確実に遅刻する

時間をずらしたら痴漢に遭わなかったし
きっともう大丈夫、大丈夫なはず
そう自分に言い聞かせ
電車に乗った


千佳「…」


相変わらず、ぎゅうぎゅう詰めの電車内
千佳はドアにギリギリまで寄ると
出来る限り周りの人と
距離を取った


千佳「…!!」

乗客「あ、すいません」

千佳「…」


痴漢男が現れたと思い一瞬、警戒したが
ただ乗客が移動した時に鞄が
触れただけだった


千佳「…気にしすぎかな…」


今日はもう大丈夫だと安心し始めた
まさにその時だった…


痴漢男「千佳、久しぶりだね」

千佳「!?」


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