痴漢電車
第13章 夜のデート
一ヶ月後、尚輝の怪我は完治し元通り
いや、怪我をする前以上に
活躍していた
恭子「町田君、かっこよかったね、もう
完全復帰って感じだったし」
千佳「うんっ」
恭子「で、町田君とはどうなの?」
千佳「どうって?」
恭子「付き合ってもう3ヶ月くらい経つ
でしょう、そろそろ…」
千佳「何」
恭子「セックスはしたの?」
千佳「!?」
ド直球で聞かれてしまった
恭子とは何でも話せる仲だが彼氏との事
情事など生々しい男女の話は
正直避けてきた
恭子「で、どうなの?」
千佳「…」
恭子「教えてよ」
千佳「えっと…あっ、トイレ!!」
恭子「千佳!?」
千佳「ごめん、漏れちゃうから」
恭子「逃げられたか…」
千佳「…」
本当の事なんて言えないし
現状、誤魔化して逃げるしかなかった