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千佳「…ふぅ、危なかった…」


トイレに逃げ気持ちを落ち着かせた千佳
用を済ませ教室に戻ろうとした時
偶然、亘を見つけた


亘「…」

千佳「先生…」


両手に機材を抱え一人で大変そうだった
学校では人目もある為、なかなか
話しかける事は出来ない
だけど…


亘「…！！」

千佳「手伝います」

亘「寺田」

千佳「この箱、準備室まで運べばいいん
ですよね」

亘「ありがとう、助かるよ」

千佳「いえ…」


こういう状況なら普通に話しかけられる
誰にも怪しまれる事なく自然に
二人っきりになれた


千佳「ここに置いときますね」

亘「ありがとう」

千佳「…」

亘「…」


教材を運び終えたのに二人は部屋に残り
なかなか出て行こうとしなかった
すぐ近くに生徒がいる

学校では制御しなくてはいけない
頭では十分わかってた
だけど…


千佳「…先生」

亘「…」

千佳「ンッ、チュッ…っん…」

亘「…寺田…っ…」

千佳「ンンッ！！ぁ…先生…っ、んんッ
ハァ、っ…」


部屋の隅に隠れ二人は何度もキスをした
互いの頬に触れ抱き合いながら
深いキスを何度も…