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痴漢電車

第14章 妊娠疑惑



千佳「先生…」

亘「…」


二人っきりの時以外
亘が自分を名前を呼ぶ事はない
周りに知ってる人がいないとはいえ危険
な行為だった

そうまでして名前を呼んだ理由
もしかしたら…


千佳「もしかして榊先生の事…」

亘「えっ」

千佳「知ってるよ、学校中で噂になって
るし」

亘「そっか…」

千佳「…でも私、出来れば先生の口から
聞きたかった…」

亘「…ごめん…でもあれはプライベート
な事だから俺の口からは…」

千佳「…」

女子「えっ、嘘、月島先生!?」

千佳「!?」


話しかけてきたのは同じ学校の女子生徒
亘に好意があるのか偶然会えて
喜んでる様子だった


女子「やっぱり月島先生だ、まさか同じ
電車なんてラッキー」

亘「…」

千佳「…」

女子「いつもは自転車通学なんですけど
今日は電車にしたんです、でも良かった
そのおかげで月島先生に会えた」

亘「わかったから静かにしなさい、周り
に迷惑だろう」

女子「へへっ、すいません」

千佳「…」


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