
痴漢電車
第14章 妊娠疑惑
恭子「お化け屋敷で~す」
千佳「…恭子」
恭子「お帰り、デートはもう終了?」
千佳「…ぅんっ…」
恭子「じゃあ呼び込み手伝って」
千佳「うんっ」
恭子「…」
何か聞きたそうだったが
恭子は何も聞かず呼び込みを再開した
その後もお化け屋敷は大盛況で文化祭は
予定の終了時間を大幅に超え
終わりを告げた
数日後、千佳は偶然ある現場に遭遇する
それはある意味決定的な
現場だった
千佳「…?」
芳恵「よいしょっと…」
千佳「榊先生…」
芳恵「はぁ、結構重いわね…」
千佳「…」
両手に荷物を抱え階段を一人降りる芳恵
その足取りはおぼつかず危ない
千佳は溜まらず…
芳恵「ふぅ…」
千佳「先生、手伝います」
芳恵「あっ寺田さん、ありがとう」
千佳「…いえ」
芳恵の前に立ち手を貸してしまった
