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千佳「文化祭な後片付けですか？」

芳恵「うん、生徒達にだけやらせるのも
悪いからね」

千佳「でも榊先生、今は大事な時だから
安静にしてないと」

芳恵「えっ？」

千佳「妊娠、してるんですよね…」

芳恵「誰が」

千佳「榊先生です…」


妊娠してる事は知ってた、父親が誰かも
だけど口にするのが怖かった
認めたくなかった

最後まで…


千佳「おめでとうございます…」

芳恵「ありがとう」

千佳「…」

芳恵「でも私、妊娠してないから」

千佳「嘘、だって…」

芳恵「妊娠したのは私じゃなくて私の妹
誰から聞いたかは知らないけど、きっと
勘違いしたのね」

千佳「あ、すいません…私…」

芳恵「気にしないで、いつかは私もって
思ってるから」

千佳「…」


妊娠は勘違いだった
妊娠してたのは芳恵の妹だった
だけどこの先、芳恵が妊娠する可能性は
あるわけで…


芳恵「その時はお祝いしてね」

千佳「…はいっ」

芳恵「ありがとう(笑)」

千佳「…」