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千佳「…」

恭子「何、どうしたの？」

千佳「…あの噂は本当なの…月島先生は
月島先生は本当に…」

恭子「千佳！？」

千佳「痴漢の現行犯で逮捕されたって…
あの噂は本当なの…っ…」

恭子「何かの間違いでしょう？」

千佳「…」

恭子「でも証拠は？」

千佳「証拠…」

恭子「証拠もないのにそう決めつけるの
は…」

千佳「証拠ならあるの…」

恭子「！？」

千佳「…あるの…痴漢の証拠が…」

恭子「えっ…」

千佳「…」


いつかはバレる事
だけど自分の口から言う必要はない
ましてや自分達の秘密をバラすような事
言う必要はなかった
だけど…


千佳「私も月島先生に痴漢されてたから
だから…」

恭子「そんな…」

千佳「でも今回の事は私が悪いの…私が
止めなかったから…」

恭子「千佳、何言ってんの」

千佳「私が止めてれば先生が逮捕される
事はなかった…私が止めてれば…」

恭子「千佳…」

千佳「…」