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尚輝「あのすいません、連絡をもらった
町田百合の家族の者ですけど」

警察官「こちらです」

母「…」


その日は学校を休み
尚輝は母と警察署へ向かった
遺体は百合でほぼ間違いないらしいが
それでも…


母「…」

尚輝「母さん…」

母「…わかってる…今行くわ…」

尚輝「…」


顔を確認するまでは信じたくなかった
だけど現実は残酷で…


警察官「確認をお願いします」

尚輝「はいっ…」

母「…」


目の前で横になる女性は姉の百合だった
死ぬ前に泣いたのかメイクは崩れ
目元は黒くなっていた


尚輝「…」

母「ああっ、百合、百合…なんで、百合
なんでよ…わあああっ…」

尚輝「…母さん…」

警察官「…」