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痴漢電車

第6章 トイレではお静かに



千佳「…あっ、もう行かないと…」


トイレで休む事数分
そろそろ行かないと遅刻してしまう

物音を確認し誰もいない事を確認すると
千佳は男子トイレを抜け出し
学校へ向かった


急いで電車に乗り一生懸命走ったが
遅刻してしまった…


恭子「はい、一限目のノート」

千佳「…ありがとう」

恭子「そういえば今日、月島先生も遅刻
しててさ」

千佳「えっ!?」

恭子「何かあったのかな?」

千佳「…さぁ…」

恭子「…」


言えない
言えるわけがない
自分とセックスして遅刻したなんて

だけど…


千佳「…恭子…」

恭子「?」

千佳「…あのさ…実は私っ…」

恭子「わかってる」

千佳「えっ?」

恭子「次の授業で当たるとこでしょう?
大丈夫、後で教えてあげるから」

千佳「…ありがとう…」

恭子「うんっ」

千佳「…」


いつかは言いたい
いつか言える日がくるだろうか

本当の事を…


千佳「…」


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