痴漢電車
第6章 トイレではお静かに
尚輝「どうかな?」
千佳「…」
尚輝「少しでも可能性があるなら友達か
らでいいから」
千佳「…ごめんなさい…」
尚輝「…」
千佳「私…今好きな人がいるんです…だ
から…」
尚輝「月島先生だろう」
千佳「!?」
尚輝「知ってる、だから声かけたんだよ
君に…」
千佳「どういう意味…」
尚輝「…」
予感はしていた
もしかしたらと思っていた
尚輝が自分に告白するなんて有り得ない
きっと何か目的があるはず
だけどまさか…
尚輝「俺の目的は月島亘、あいつだ」
千佳「!?」
尚輝「あいつを地獄に突き落とす為なら
俺はなんだってする」
千佳「…」
彼、尚輝の目的が亘だったとは…