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痴漢電車

第6章 トイレではお静かに



千佳「日曜日、どこ行こう」


教師と生徒という関係上
学校以外でオープンに会う事は難しい

その事は重々承知しているが
やっぱり嬉しい


千佳「…(笑)」


一人で笑ってると気持ち悪いから必死に
我慢していたが自然と笑みが
こぼれていた


千佳「…」

男子「寺田」

千佳「?」

男子「君、寺田千佳だよね?」

千佳「そうですけど」

男子「…」


突然、千佳の前に現れた高身長の男子
制服を着てるところを見ると
生徒のようだが…


千佳「何か用ですか…」

男子「俺は町田尚輝、君の事ずっと見て
たんだ」

千佳「えっ…」

尚輝「ずっと気になってて、良かったら
俺と付き合ってください」

千佳「…」


突然の告白に内心ドキドキしていた千佳
でもそれは嬉しいからではない
恐怖、怖くて…


千佳「…」

尚輝「聞いてる?」

千佳「えっ?あ、ぅんっ…」

尚輝「…」


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