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痴漢電車

第7章 恋人ごっこ



千佳「…」

亘「遅くなってごめん」

千佳「…いえ…」

亘「どうした、何かあった?」

千佳「先生…」

亘「?」

千佳「…」


人気のない場所だが
人通りが全くないわけじゃない
見られる前に日曜日の事、早く伝えなく
ては…


千佳「…日曜日の事なんですけど…実は
その…」

亘「どこ行きたいか決まった?」

千佳「…」

亘「急用でも出来た?」

千佳「…ごめんなさい…先生との約束が
先なのに私…」

亘「機会はまたあるよ、都合の合う日に
また出かけよう」

千佳「…ありがとうございます…」

亘「…」


何か聞かれると思ったが
興味がないのか何も聞かれなかった

聞かれないなら無理に言う必要もないと
尚輝との事は言わなかった
その結果…


あんな事になるとは…


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