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痴漢電車

第7章 恋人ごっこ



約束の日曜日…


尚輝「次はあれ、あれ乗ろうぜ」

千佳「ちょっ…待って…少し休憩させて
頭もう…フラフラ…」

尚輝「何だよ、情けないな」

千佳「だっ、て…」


遊園地に来るなり
連続で絶叫系に乗らされた千佳

絶叫系、そんな苦手ではなかったが連続
連チャンで乗らされると
さすがにキツい…


尚輝「仕方ないな、今飲み物買って来る
から、あそこに座って待ってろ」

千佳「…ありがとう…」

尚輝「…」

千佳「はぁっ…」


本当なら今頃
亘とデートしてるはずなのに
現実は好きでもない相手とデートしてる


しかもその相手は亘に恨みをもつ相手
そんな相手とデートなんて
自分は一体…


千佳「本当、何やってるんだろう…」


日曜日の遊園地
恋人や家族などで賑わい
当たり前だったがみんな笑顔で楽しそう
だった


千佳「…!?」


見間違いか、ただのそっくりさんなのか
見慣れた二人が千佳の前を
通り過ぎていった
それは…


千佳「今のって、もしかして先生…」


まさかの亘と芳恵だった


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