痴漢電車
第8章 未必の故意
亘「俺は誰も殺してないよ」
千佳「本当に?」
亘「俺の事、信用出来ない?」
千佳「そんな事ない、疑ったりして本当
ごめんなさい…」
亘「どうしようかな…」
千佳「…」
亘「疑われてショックだったし罰として
千佳にはお仕置きしないと…」
千佳「…っ!?」
「お仕置き」
その言葉に胸がドキドキしていた
そのドキドキは恐怖からきたものなのか
何かを期待してのドキドキか
どちらにせよ…
千佳「ンンッ!!先生…んぅ、ダメっ…
ダメだって…人が来ちゃう…」
亘「大丈夫、この先は行き止まりだから
誰も来ないって」
千佳「だからって…」
亘「ああでも、千佳が大きな声出したら
係の人が見に来るかもしれないね」
千佳「あ…」
亘「だから静かにしようね」
千佳「先生っ…」
亘「(笑)」
ドキドキは強くなる一方だった