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痴漢電車

第8章 未必の故意



千佳「…」

亘「でもやっぱり…」

千佳「ンッ!!先生…っ」

亘「多少なり嫉妬はしたけどね…」

千佳「…先生」


グッと腕を引かれ強引にキスされた千佳
亘の言葉や行動一つで傷ついたり
喜んだりしていた


千佳「…先生…違う、違うの…」

亘「?」

千佳「町田君とは…付き合ってるけど…
先生との事、バレちゃって…」

亘「そうなんだ…」

千佳「バラされたくなかったら付き合え
って脅されて、だから」

亘「…」

千佳「彼、先生の事、すごく恨んでてた
一体何があったの…」

亘「…別に、何もないよ…」

千佳「…」


冷静な亘の顔が歪み
明らかに何もない顔じゃなかった
亘は何か隠してる、それも尚輝に関する
何かを…

もしかしたら本当に…


千佳「人殺しって言ってた…」

亘「…」

千佳「あれって…」

亘「…」


人を殺めた事があるのかも…


亘「…」


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