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Tell me why

第5章 breakdown

翔said





昨夜に智くんを抱いて、果ててから、智くんのナカを処理していない事に気付いた。





俺は智くんが起きてしまう前に、全てのコトを済まそうと思った。





まずタオルで智くんの身体を拭き、まだ眠っている智くんの蕾に指を入れ、昨日出したままの己の欲を掻き出した。




智 「んっ…」




時折漏れるその声に何度も踏み止まりながら、なんとか智くんを綺麗にすることが出来た。






俺もシャワーをし、この家を出る準備をする。





智くんとここで過ごした日々を忘れることはないだろう。





最後に抱くっていうのは想定外だったけど、それもいい思い出として心に刻む。






翔 「スマホも持ったし…後は何も無いな。」



智くんが起きてくる前に、早くこの家を出ないと。



そう思い、スーツケースに手を掛けた時、寝室の扉が開いた。




翔 「あ…おはよう…」


智 「もう行っちゃうの…?」


翔 「あぁ。これ以上ここに居たら目障りだろうし。」


智 「なんでそんなこと言うの?おいらはもっと翔くんと居たかったのに……ねぇ…、やっぱり別れたくないよ…」



涙混じりに言う智くんを見ていると、俺も別れたくないという気持ちが大きくなっていた。





でも、そんなのは今さらだ。




全て俺が悪い。




こんなにも俺を愛してくれていた智くんを、真っ先に裏切ったのは、紛れも無く自分自身。




だからこれ以上の幸せを求めてはいけない。
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