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12時の鐘がなる頃

第1章 プロローグ

パーティーは盛大なものだった。みんな豪勢で、自分の居場所なんてない気がした。
「灰川さんは?」
「あ、私ちょっと。」
そう言って、会場を抜け出すと、楽になれた。

気がつくと。「やばっ終電」
ダッシュで駅へ向かう途中、くつが脱げた。
「どうしよ…」
「あの。」

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