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「それじゃぁ行ってくる。なるべく早く帰るから。」


「ん....いってらっしゃい....」




トロリとした今にも閉じてしまいそうな目で愛しの恋人がベッドの上でゆるゆると手を振る。


「明日から休暇とれたから。あと家にある服、全部好きに使っていいからね。」


「ぅん、早く帰ってね.....」


名残惜しそうにスーツの裾をキュッと掴む恋人に、もう一度ベッドに戻りたくなるが遅刻がかかっているから理性を振り絞って腰を上げる。




「じゃあ今度こそ本当に。」




軽いキスを頬に落とすと俺はそのまま家を出た。





















もう何度目かのヒートがくる。