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幸せの欠片 *超* 番外編

第4章 奇妙な同居生活



「…はっきりは分からないけど、多分丸1日動けないと思う」

そう言いながらも、どこか期待に満ちたような目をしてると感じるのは気のせいだろうか


「半分俺が力を分けられたらいいんだけど、使うと色々不都合があるんだよね…」

かずの言う “不都合“ が何かは分からないけれど

…確か最初にも同じ事を言っていたような



「不都合って?」
試しに聞いてみるけれど

「うん、まあ、…色々」

言いたくないのか言えないのか、どちらとも読めないかずの返事に敢えなく玉砕


けれどまあ、動けないのが1日で済むのなら

週末の1日はかずの為に使いたい

そして残りのもう1日は



…かずを連れて行きたかった場所に、たくさん連れて行こう





「かず、おいで」

「え?」

「生気、あげるから!」

両手を広げてかずに笑い掛けた

「ほら早く」


余計な事は言わない




かずの為に俺が出来ることなら

何でもしてあげたいんだ




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