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溺れてみたい

第3章 三


「あっ……はぁ……ぁ、あ……あっ……」

「ヤベ。下着びしょ濡れ。どうしよう。脱ぐ?電マ、直接クリに当てる?」


……聞かれてもどうしようもないのに。

恥ずかしくて、答えたくない。

けど、それももう前の話。


「脱ぐ……あっ、はぁ……脱がせて、奈都さん……」


意識を朦朧とさせ、ぐったりと体重をソファに預けたままそう頼み込む。

上半身下着だけの姿で、下だけ脱いでも大してどうも思わない。

ここへ来たばかりの頃はあんなに恥ずかしがっていたのが嘘のようだ。


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