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溺れてみたい

第3章 三


犬以下なら、どうして私は話せるの?

感情があるの?悲しいと思えるの?

こうして泣く事だって出来るのに――


「んっ、あっ、あっ、あっ……!」

「抵抗もしねーで俺達の言いなり。初めからお前は好きじゃなかった」

「っ……あんっ、あっ、あっ、あんっ……!もっとしてぇ!もっと激しく!」

「……淫乱が」


ボソッと呟く声。

それが耳に入ると、私は鼻水を啜る音が聞こえない様に高く喘ぎ続けた。



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